あなたのインド株に対するこんな疑問を解消できます!
▶本記事の趣旨
4/5~楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド=愛称 「楽天・インド株Nifty50」という新しいインド系投資信託が設定されることになりました。
今回の記事では、
①インド株の魅力について
②楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドがどういったファンドなのか?
③信託報酬の低いインド系投資信託は?
が分かるように解説していきます。
僕は普段サラリーマンとして働きながら、余剰資金を毎月積み立てで、
インド株インデックス投資をやっています!(現在6銘柄保有)
※投資は元本割れのリスクがございます。
十分に仕組みやリスク、費用についてご理解いただき、ご自身の判断にてお取引くださいますようお願い申し上げます。
当ブログに含まれる内容は金融商品取引を行うに際しての投資助言、推奨、または勧誘を構成するものではありません。
また、当ブログが信頼できると判断したデータ及び資料に基づいて作成しておりますが、その情報の正確性、完全性について保証するものではありません。
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目次
▶結論
①個人的には、『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』は現状、
『楽天証券口座を持っていて、インド株を買っていきたい人は現状、有望な投資対象!』となると考えています。
②インド系投資信託を信託報酬で選ぶなら、現状、
『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
『eMAXIS インド株式インデックス』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』
※2024年10月1日現在。
あたりが有力候補になるでしょう!
インド株投資が何故人気なのか??
新NISAなどでも非常に話題となったインド株ですが、証券会社各社の投資信託積み立て設定ランキングの上位などにも入ってきたりしてきており、非常に人気が過熱してきております。
最近では、6月に行われたインドの総選挙でさらに注目度を集めているインド株です。
では、何故インド株がおすすめされる声が多いのかをまずは、簡単に解説します。
すでにそんなことわかりきっているよという方は、
以下からスキップしてください。
インド株が人気な3つの理由
インド株の人気には、大きく分けると3つの理由があります。
①成長性→人口増加や国策による成長性
②長期的に右肩上がりな株価
③買える商品の幅の拡大や手数料下落による買いやすさUP
以上3点についてのポイントを以下にまとめてみました!
①成長性→人口増加や国策による成長性
◆世界一の人口と更なる人口増加による経済成長
引用元:国連HPインド国内の人口予想グラフ
引用日:2024年4月24日
URL:World Population Prospects
上記は、国連(United Nations)のインド国内の人口予想に関するグラフです。
どの予測を切り取ってみても少なくとも人口減少の予測はなく、
2050年付近までは人口増加する予測がされており、人口増加による内需拡大・生産性向上などによる経済発展が期待されています。
◆2050年までには、世界第2位のGDPに到達する予想がされている未来の超経済大国!?
引用元:国連HPより引用 2024年度インド国内の人口ピラミッド
引用日:2024年4月24日
URL:World Population Prospects
インドは人口がただ多いという訳ではありません。
上記は2024年の人口ピラミッド予想ですが、こちらから分かるように若い人が多い、
いわゆる「つぼ型」と言われる人口ピラミッドの形状をしております。
インドの平均年齢は28歳ほどといわれており非常に若い世代の比率が高いのもポイントの一つです。
次に、人口の多さ×平均年齢の低さによって予想されるのが、「人口ボーナス」です。
※人口ボーナス….人口転換の過程において、従属人口に比べ生産年齢人口の割合が増大する時期や状態のこと。
労働力が豊富で社会の生産性が高く、経済活動の重要な好機といわれる。(日本では 1960 年代から 90 年代がこの時期にあたり,高度経済成長を支える重要な要素となった)※bing参照
インドの人口ボーナスはいろいろな意見がありますが、2020年頃~2030年代で発生する予想がされています。この人口ボーナスで強い経済発展が予想されています。
図1 2016‐2050年の年平均実質GDP成長率の予測
URL:PwC、調査レポート「2050年の世界」を発表 先進国から新興国への経済力シフトは長期にわたり継続‐インド、インドネシア、ベトナムが著しく成長 | PwC Japanグループ
出典:国際連合の予測に基づくPwCの分析
引用日:2024年4月24日
また、2050年までには、上記グラフから分かるように、
インドはベトナムに次いで2番目に高い成長率が予測されており、世界的に見ても、インドのGDP成長は世界トップクラスであると予想されているのです。
◆インフラ整備や国全体のIT化が進んできており、国の課題や強みに特化した国策が様々存在する
→「メイクインインディア」「スマートシティ」「スタートアップインディア」などの
IT化促進やインフラ強化で国力を高めたりすることで、世界各国の有名企業がインドへの進出をしてくれるように促したり、国民の生活を豊かにして国力を高める国策があり、インドは世界から注目されています。
この国策もすぐに成果が出るものではなく、長期で結果が出えてくる可能性が高いため、長期的な魅力といえるでしょう。
②長期的に右肩上がりな株価
◆長期で見た場合、SENSEX/NIFTY50は、日経平均やS&P500をはるかに上回るパフォーマンスを誇ってきた
赤:NIFTY50 黄:SENSEX 黒:S&P500 水色:日経225
引用日:2024年4月28日
引用元:^NSEI Interactive Stock Chart | NIFTY 50 Stock – Yahoo Finance
上記は、代表的な指数である日本の「日経225」とアメリカの「S&P500」とインド株の代表的な指数である「SENSEX」「NIFTY50」の過去の株価を比較したものになります。
ここから分かるようにインド株の方が長期でみた場合S&P500や日経225よりも圧倒的な株価のパフォーマンスを見せているのです。
③買える商品の幅や手数料下落による買いやすさがUP
◆今現在は、投資信託・ETF・CFD・ADRでインド株投資が可能!
インド系の金融商品は手数料関係が下がったものが多く、特に「投資信託」「ETF」は信託報酬のような手数料下げ合いが勃発しています。
これにより、インド株投資信託の積立設定が活発になってきています。
【結論】
①成長性→人口増加や国策による成長性
②長期的に右肩上がりな株価
③買える商品の幅や手数料下落による買いやすさがUP
によって、インド株特にETFや投資信託は人気急上昇中なのです!
より詳しくインド株のメリットやインド株のインデックス投資のおすすめ理由について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
インド株投資信託について
インド株投資信託について、あまり詳しくない方は以下のブログをまずはご確認の上続きをご覧いただいた方がより理解が深まるかと思いますので、以下のブログを是非ご覧くださいませ!
▶①楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドとは
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドという新しいインド系の投資信託商品が、
2024年4月5日~の設定日となりました。他のファンドと比較しながら、ご紹介していき舞うす。
こちらの商品の特色は以下です。
⑴ファミリーファンド方式と投資対象やリスクについては他のファンドでも見られるようなもの
⑵NIFTY50指数連動型
⑶信託報酬は、年率0.308%で業界でもかなり低い水準
⑷新NISAの成長投資枠での購入が可能
⑸現状購入できるのは、『楽天証券』『auカブコム証券』『松井証券』『マネックス証券』
上記5点についてもう少し詳しく説明していきます。
▶⑴投資方式と投資対象、リスクについて
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドの投資方式はファミリーファンド方式です。
これは、投資者→ベビーファンド→マザーファンドの順に投資者の資金を使って実質的な投資を実行していく仕組みのことです。
このマザーファンドの仕組みは、多くのインデックス系投資信託商品で採用されているため、特に気にする必要はなさそうです。
次に、投資対象は以下です。
インドの金融商品取引所等に上場している株式(上場予定およびDR(預託証券)
引用元:riinf50_Ps.pdf (rakuten-toushin.co.jp) 投資信託説明書より
を含みます。)、内外の短期有価証券およびインドの株価指数との連動をめざす ETF
(上場投資信託証券)を主要投資対象とし、インドの株価指数を対象とした株価指
数先物取引、インドの個別株式先物取引、外国為替先物取引、外国為替予約取引お
よび直物為替先渡取引等を主要取引対象とします。
引用日:3月30日
簡単にいうと、
メインは、株式・内外の短期有価証券やインドの株価指数連動ETF
こちらに加えて数種類の先物取引を活用するスタイルとなります。アクティブファンドではないので、これも他の同系統のファンドと同じような書き方ですね。
ただ、一点気になるのは、わざわざ特色の欄に『効率的な運用を行うために、投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合があります』と記載があるのですが、これは他のファンドではわざわざ記載が無かったりします。その為、積極的な貸し付けによる投資合理性を図ること(機会損失の撲滅)ができるのであれば、確かに強い特色なのかもしれません。
但し、ここはふたを開けてみないと分かりませんので、ファンドが正式スタートになった後のパフォーマンス次第ではないでしょうか。
また、リスクについてですが、以下になります。※以下注意点がリスクをすべて網羅しているわけではありません。
・価格変動リスク
・金利変動リスク
・為替変動リスク
・信用リスク
・流動性リスク
・カントリー・リスク
・先物取引に関するリスク
為替ヘッジは行わないため、為替変動には注意が必要ですが投資の方法や投資対象。リスクの部分でインド系の同系統の他のファンドと比較して特に変わった部分はないと思われます。
しかしながら、投資信託は上記のようなリスクもはらんでおりますので、投資される場合は十分にご注意ください。
▶⑵NIFTY50連動型?
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドは、NIFTY50連動型の商品となります。
つまりは、NIFTY50指数に連動する投資結果を目指すタイプのファンドということです。
※NIFTY50….インドの国内株式市場を代表する主要な指数の1つで、インドの国内株式市場で取引されている50の大手銘柄で構成されている
NIFTY50連動型で、有名どころだと、
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
『eMAXIS インド株式インデックス』
などになります。
簡単に言うと、NIFTY50の方がSENSEXと比べると小型・中型株が入ってくるため、相対的により成長性を求めるような形になると考えております。(SENSEXだと逆に相対的な安定性を求める形に。)
NIFTY50とSENSEXの違いがよく分からない方は以下の記事もご確認ください。
▶⑶新NISAの成長投資枠での購入が可能
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドは、新NISAにおいては、成長投資枠でのみ投資可能のようです。
これは、他のインド系投資信託上位銘柄と変わりはありません。
▶⑷コスト面
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドの信託報酬は、
年率0.308%(税込)以内とインド投資信託界でかなり低い水準の安さ。
また、購入時手数料は発生しません。
※その他諸経費は加味していませんので、隠れコスト等は存在する可能性があります。
▶⑸現状購入可能な証券会社は??
現状こちらの『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』を購入できる場所は、『楽天証券』『auカブコム証券』『松井証券』『マネックス証券』です。
※2024年10月1日時点
▶⑹結論
これまでのことを踏まえて、当ブログで出た結論は、以下です。
①NIFTY50連動型のインデックスファンドであるため、SENSEXより相対的に中型・小型株も含まれるため成長性にかける人におすすめ
②信託報酬費用は2024年10月1日時点、インド系投資信託ではかなり低い水準の安さ。楽天ユーザーにとっては現状かなりの追い風。
つまり、手数料の観点からみると、インド株に投資したい方での楽天の証券口座を持っている人は買うことを視野に入れてもよさそう!!
▶②結局どのインド系投資信託が良いの??
どの投資信託が良いかは最終投資される皆様次第にはなってしまうため、あくまで信託報酬の低さから考えるという視点から考察をしてまいります。
【インド系投資信託の信託報酬ランキング2025年1月1日現在】
インド系のインデックス系投資信託であれば、以下が信託報酬が1%以下の相対的に低い水準のラインのファンドになります。
【インデックス系】
『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
『eMAXIS インド株式インデックス』
『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
上記のファンドはほとんどが、新NISAの成長投資枠に採用されているので、新NISAでガンガン投資可能ですね。
但し、『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』はSENSEX連動タイプ、『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』はFTSE India 30/18 Capped Indexに連動タイプのインデックスファンドになりますので、
また、アクティブファンドになるので先のインデックスファンドよりは信託報酬が高くなりますが、インデックス投資とはまた変わった攻めの投資をしていきたい方は、
【アクティブファンド系】
『イーストスプリング・インドコア株式』
『iTrustインド株式』
がおすすめです。
特に、『iTrustインド株式』がインド系投資信託で唯一の新NISAのつみたて投資枠で投資可能ファンドになりますので、つみたて投資枠でしか投資できない方でそれでもインド株投資をしたい方はこちらで投資する形になりそうです。
【リターンを意識したい方は】
今回ご紹介した投資信託は、信託報酬目線からお話をさせていただきましたが、リターンの高さという視点からみてみると、直近では、インドのインフラ関連の
『HSBCインド・インフラ株式オープン』や
『イーストS・インド・インフラ株式ファンド』
などが上位に来ていたりします。
以下は、直近のリターン上位6ファンドのランキングです。
【2025年1月1日時点 年率のリターンが高いインド系ファンドリストトップ10】
2025年1月1日データにて投資信託検索 – Yahoo!ファイナンスより筆者作成
※ネット証券から購入できるもののみでリスト化
信託報酬などのコスト面を優先するのか、リターンを追及していくのかは読者の皆様の価値観に合わせて選んでいただければいいのではないかと考えております。
他にも、当ブログでは様々なインド株に関する記事を掲載しておりますので、
是非ご覧くださいませ!
参考:楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド投資信託説明書(請求目論見書)
URL:riinf50_Ps.pdf (rakuten-toushin.co.jp)