あなたのインド株に対するこんな疑問を解消できます!
この記事では、以下のことを知ることができます。
①インド株の魅力について
②「SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・インド株式)がどういったファンドなのか?
③信託報酬の低いインド系投資信託は?
僕は普段サラリーマンとして働きながら、余剰資金を毎月積み立てで、
インド株インデックス投資をやっています!(現在6銘柄保有)
※投資は元本割れのリスクがございます。
十分に仕組みやリスク、費用についてご理解いただき、ご自身の判断にてお取引くださいますようお願い申し上げます。
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【目次】
・「SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・インド株式)とは?
⑴FTSE India 30/18 Capped Indexについて
⑵「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)」とはどう違うのか?
・さいごに
インド株投資が何故人気なのか??
新NISAなどでも非常に話題となったインド株ですが、証券会社各社の投資信託積み立て設定ランキングの上位などにも入ってきたりしてきており、非常に人気が過熱してきております。
今年の6月に行われたインドの総選挙でさらに注目度を集めているインド株です。
では、何故インド株がおすすめされる声が多いのかをまずは、簡単に解説します。
すでにそんなことわかりきっているよという方は、
以下からスキップしてください。
「SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・インド株式)とは?
インド株が人気な3つの理由
インド株の人気には、大きく分けると3つの理由があります。
①成長性→人口増加や国策による成長性
②長期的に右肩上がりな株価
③買える商品の幅の拡大や手数料下落による買いやすさUP
以上3点についてのポイントを以下にまとめてみました!
①成長性→人口増加や国策による成長性
◆世界一の人口と更なる人口増加による経済成長
引用元:国連HPインド国内の人口予想グラフ
引用日:2024年4月24日
URL:World Population Prospects – Population Division – United Nations
上記は、国連(United Nations)のインド国内の人口予想に関するグラフです。
どの予測を切り取ってみても少なくとも人口減少の予測はなく、
2050年付近までは人口増加する予測がされており、人口増加による内需拡大・生産性向上などによる経済発展が期待されています。
◆2050年までには、世界第2位のGDPに到達する予想がされている未来の超経済大国!?
引用元:国連HPより引用 2024年度インド国内の人口ピラミッド
引用日:2024年4月24日
URL:World Population Prospects – Population Division – United Nations
インドは人口がただ多いという訳ではありません。
上記は2024年の人口ピラミッド予想ですが、こちらから分かるように若い人が多い、
いわゆる「つぼ型」と言われる人口ピラミッドの形状をしております。
インドの平均年齢は28歳ほどといわれており非常に若い世代の比率が高いのもポイントの一つです。
次に、人口の多さ×平均年齢の低さによって予想されるのが、「人口ボーナス」です。
※人口ボーナス….人口転換の過程において、従属人口に比べ生産年齢人口の割合が増大する時期や状態のこと。
労働力が豊富で社会の生産性が高く、経済活動の重要な好機といわれる。(日本では 1960 年代から 90 年代がこの時期にあたり,高度経済成長を支える重要な要素となった)※bing参照
インドの人口ボーナスはいろいろな意見がありますが、2020年頃~2030年代で発生する予想がされています。この人口ボーナスで強い経済発展が予想されています。
図1 2016‐2050年の年平均実質GDP成長率の予測
URL:PwC、調査レポート「2050年の世界」を発表 先進国から新興国への経済力シフトは長期にわたり継続‐インド、インドネシア、ベトナムが著しく成長 | PwC Japanグループ
出典:国際連合の予測に基づくPwCの分析
引用日:2024年4月24日
また、2050年までには、上記グラフから分かるように、
インドはベトナムに次いで2番目に高い成長率が予測されており、世界的に見ても、インドのGDP成長は世界トップクラスであると予想されているのです。
◆インフラ整備や国全体のIT化が進んできており、国の課題や強みに特化した国策が様々存在する
→「メイクインインディア」「スマートシティ」「スタートアップインディア」などの
IT化促進やインフラ強化で国力を高めたりすることで、世界各国の有名企業がインドへの進出をしてくれるように促したり、国民の生活を豊かにして国力を高める国策があり、インドは世界から注目されています。
この国策もすぐに成果が出るものではなく、長期で結果が出えてくる可能性が高いため、長期的な魅力といえるでしょう。
②長期的に右肩上がりな株価
◆長期で見た場合、SENSEX/NIFTY50は、日経平均やS&P500をはるかに上回るパフォーマンスを誇ってきた
赤:NIFTY50 黄:SENSEX 黒:S&P500 水色:日経225
引用日:2024年4月28日
引用元:^NSEI Interactive Stock Chart | NIFTY 50 Stock – Yahoo Finance
上記は、代表的な指数である日本の「日経225」とアメリカの「S&P500」とインド株の代表的な指数である「SENSEX」「NIFTY50」の過去の株価を比較したものになります。
ここから分かるようにインド株の方が長期でみた場合S&P500や日経225よりも圧倒的な株価のパフォーマンスを見せているのです。
③買える商品の幅や手数料下落による買いやすさがUP
◆今現在は、投資信託・ETF・CFD・ADRでインド株投資が可能!
インド系の金融商品は手数料関係が下がったものが多く、特に「投資信託」「ETF」は信託報酬のような手数料下げ合いが勃発しています。
これにより、インド株投資信託の積立設定が活発になってきています!
【結論】
①成長性→人口増加や国策による成長性
②長期的に右肩上がりな株価
③買える商品の幅や手数料下落による買いやすさがUP
によって、インド株特にETFや投資信託は人気急上昇中なのです!
より詳しくインド株のメリットやインド株のインデックス投資のおすすめ理由について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
インド株投資信託について
インド株投資信託について、あまり詳しくない方は以下のブログをまずはご確認の上続きをご覧いただいた方がより理解が深まるかと思いますので、以下のブログを是非ご覧くださいませ!
SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド
まずは、SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・インド株式)の基本情報から解説していきます。
1,基本情報
以下SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドがの基本情報です。
銘柄名 | SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド |
設定日 | 2024年10月22日予定 (募集開始は同年10月7日~) |
ベンチマーク指数 | FTSE India 30/18 Capped Index |
基準価格 | – |
資産総額 | – |
信託報酬額 | 年率0.2538%程度(税込) |
主要投資対象(ティッカー) | フランクリン FTSE インディア UCITS ETF (FLXI LN) |
新NISA対応か? | 2024年9月29日時点ではHPで確認できず。 |
⑴フランクリン FTSE インディア UCITS ETFが投資対象であり、FTSE India 30/18 Capped Indexに連動したファンド
⑵信託報酬額は、インド系ETFの中では最低水準の年率0.2538%程度(税込)
⑶「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)」とはどう違うのか?
やはり、このファンドの最も注目すべき点はインド系の投資信託の中でも最低水準を誇る信託報酬でしょう。
次章では、さらに当ファンドの特色や構成銘柄について深堀していきます。
2,ファンドの特色や構成銘柄について
ファンドの特色や構成銘柄について深堀していきます。
⑴FTSE India 30/18 Capped Indexについて
SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドは、フランクリン FTSE インディア UCITS ETFという、ETF(上場投資信託)への投資を行う投資信託です。
このフランクリン FTSE インディア UCITS ETFはFTSE India 30/18 Capped Indexに連動したファンドであり、すなわちSBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドも連動を目指している指数となります。
この、FTSE India 30/18 Capped Indexの特徴・構成銘柄をまとめます。
引用日:2024年9月29日
引用元:世界最大級の資産運用会社であるフランクリン・テンプルトンとの提携商品第一弾として国内最安コストとなる新たなインド株式インデックスファンドの募集・設定のお知らせ (sbigroup.co.jp)
FTSE India 30/18Capped Indexの特徴は、
①採用銘柄230銘柄(NIFTY50→50銘柄・BSE SENSEX→30銘柄)他の指数に比べて非常に多く、相対的な分散が可能
②BSE SENSEXやNifty 50などが比較的大型株が多い中、インドの大型~中型株式を対象とした指数
③上位の構成銘柄を他指数と比べてみると、NIFTY50やBSE SENSEXは上位10銘柄の影響を受けやすくなっているが、FTSE India30/18Capped Indexでは上位10銘柄が1/3程度。上位銘柄から受ける影響が相対的に少ない。④構成銘柄も、リライアンス・ICIC銀行・タタ・インフォシスなど有名どころも勢ぞろい。
NIFTY50やSENSEXについてよく分からない方はこちらの記事を是非ご覧ください。
⑵「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)」とはどう違うのか?
結論、「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)」はSBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドと全くの別物ですので初心者の方はご注意ください。
銘柄名 | SBI・フランクリン・インド株式 | サクっとインド株式 |
ベンチマーク指数 | FTSE India 30/18 Capped Index | BSE SENSEX |
主要投資対象(ティッカー) | フランクリン FTSE インディア UCITS ETF | iシェアーズ・コア SENSEXインディアETF |
信託報酬 | 0.2538 | 0.308% |
サクッとインドは、SENSEX指数に連動したファンドであり、香港市場に上場しているiシェアーズ・コア SENSEXインディアETFが主要な投資対象となる投資信託です。
信託報酬額もわずかに、SBI・フランクリン・インド株式の方が低いです。
その為、①投資対象②投資範囲③信託報酬の面からみても全く別のファンドといえます。
⑶ファンドの安定感
現在、まだ設定日前のため基準価格などは全く分かりませんが、フランクリン FTSE インディア UCITS ETFを運営するフランクリン・テンプルトンは、米国カリフォルニア州本部を置くグローバル資産運用会社グループです。
同グループは、75年以上の資産運用経験があり、世界の主要な金融市場を含む30ヵ国以上に拠点を構え、150ヵ国以上の顧客に対してサービスを提供しています。
2024年6月末日現在の運用総資産は約265兆円(1.6兆米ドル)であり、非常に歴史と資産の大きい会社が運営しているといえます。
その為、ファンドの繰上償還などのリスクにもかかわってくる部分になりますので、そういった意味では少し安心できる部分もありそうです。(絶対に繰上償還リスクがないということではありません。)
3,信託報酬比較
以下は、各ファンドの信託報酬で羅列した表です。
【2024年9月29日時点 信託報酬1%以下のインド系ファンドリスト】
2024年9月29日データにて投資信託検索 – Yahoo!ファイナンスより筆者作成
※ネット証券から購入できるもののみでリスト化
以上の表から分かるようにSBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドは2024年9月29日現在、インド系投資信託では最低水準の信託報酬額といえます。
熾烈なインド株投資信託の信託報酬の下げ合い合戦は、いまだなお続いており、非常にインド株が盛り上がってきている証拠といえますね。
少し、話は逸れますが、
上記でご紹介した投資信託は、信託報酬目線からお話をさせていただきましたが、リターンの高さという視点からみてみると、直近では、インドのインフラ関連の
『HSBCインド・インフラ株式オープン』や
『イーストS・インド・インフラ株式ファンド』
『SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド』
などが上位に来ていたりします。
以下は、直近のリターン上位6ファンドのランキングです。
【2024年10月2日時点 年率のリターンが高いインド系ファンドリストトップ6】
2024年10月2日データにて投資信託検索 – Yahoo!ファイナンスより筆者作成
※ネット証券から購入できるもののみでリスト化
コスト面よりも、リターンを取りに行きたい!というからは是非参考にしてみてください。
4,リスク
インド系の投資信託はあくまで金融商品であり、預貯金ではなく、投資元本が保証されているものではありません。
さらに以下のようなリスクが想定されるため、お取引の際は十分にご注意ください。
※リスクは以下ですべてではございません。
※現在、のリスクについて正確に書かれた資料が発見できないため、あくまで一般的な投資信託商品で想定されることのおおいリスクを抜粋しております。
【株価や指数・為替など価格が変動してしまうようなリスク関連】
・株価変動リスク
・債券価格変動リスク
・株価指数先物リスク
・外国為替先物リスク
・為替変動リスク
・信用リスク
【そのほかのリスク】
・有価証券の貸付等におけるリスク→有価証券の貸付等には、取引相手の倒産等により契約が不履行になる可能性があります。
・流動性リスク→市場環境の変化などによって、保有する有価証券の流動性が低下し、投資者が換金したいときにできなかったりと制約がかかるリスクが想定されます。
・カントリーリスク→国固有の事情によって株価が変動したりするリスクも考えられます。
・税制変更リスク→税金の徴収方法などの影響がある可能性があったりします。
・ファンドの繰上償還リスク→ファンドの継続が厳しくなった場合には、信託を終了させることがあります。
5,まとめ
「SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・インド株式)とは、
⑴フランクリン FTSE インディア UCITS ETFが投資対象であり、FTSE India 30/18 Capped Indexに連動したファンド
⑵信託報酬額は、インド系ETFの中では最低水準の年率0.2538%程度(税込)
⑶「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)」とはまた一線を画すファンド
⑷様々なリスクは想定しておく必要があり
さいごに
最後に全体まとめになりますが、
①インド株には、人口増加による経済成長期待やモディ政権下における様々な政策が期待されている
②各証券会社が新NISAに合わせてインド系のETF・投資信託を強化している傾向にある
③信託報酬の比較的低いファンドが次々と出てきており、かなりインド系投資信託が投資しやすくなってきている
本記事を参考にご自身の投資スタイルに合わせたインド株投資方法をご検討いただければ幸いです。
参照日:2024年9月29日