はじめに
最近『オルカン』や『S&P500』とかよくXとかで見るけど
投資ってたくさんの画面の中でかっこよくいっぱい取引するデイトレードじゃないの?
長期投資ってずっと株を持っていないといけないんでしょ?
退屈だしデイトレードみたいに毎日いっぱい取引した方が儲かるでしょ?
今回はこういった初心者の長期投資の疑問に対して、メリット・デメリットを踏まえながら解説していきます!
※基本的には株式投資における長期投資目線でお話してます。
※当ブログまたは本記事は、投資や特定の金融商品や証券会社などを強く推奨したり、勧誘を促すものではございません。
あくまで投資は元本割れのリスクがございます。あくまで投資判断等は自己責任でお願い申し上げます。
こんな人に読んでほしい⇒この記事で分かること
✔投資初心者の方
✔長期投資のメリット・デメリットやおすすめポイントを知りたい方
✔長期投資のメリット・デメリットをデイトレードやスイングトレードと比較して把握したい方
✔20代のサラリーマンが実際どんな感じでトレードをしてきて、どうやって長期投資に行き着いたのか知りたい方
【結論】
結論、長期投資には大きく以下のメリットがあります。
⑴『複利』
⑵取引手数料が安く済む
⑶キャピタルゲインとインカムゲイン
⑷株主優待
⑸時間の節約
⑹精神的ストレスの低減
⑺積み立て投資と相性がいい
これらのメリットを享受するべく、私は長期投資を採用しています。
言い換えるならおすすめポイントですね。
※デイトレードやスイングトレードを否定するものではございません。あくまで長期投資の良さを共有するための内容です。
詳しくは次章以降で解説していきます!
プロフィール・信ぴょう性
こんにちは!たかはしんです。以下が私についてです!
普段Twitterで長期投資や節約にまつわることをつぶやいております!よろしければフォローお願いいたします。
✅たかはしん
✅福岡出身。
✅Fランク大学卒。
✅酒をこよなく愛する
✅もともとかなりのダメ人間。お金や時間などについて勉強した結果、
✅投資7年の経験あり。
✅インド株やオルカンを中心にインデックス投資をしており、個別株や新興国株や仮想通貨も所持
目次
1.長期トレードのメリット=おすすめポイントについて
先述の通り、以下が長期投資におけるメリット=おすすめポイントになります。
⑴『複利』
⑵取引手数料が安く済む
⑶キャピタルゲインとインカムゲイン
⑷株主優待
⑸時間の節約
⑹精神的ストレスの低減
⑺積み立て投資と相性がいい
ではさっそく解説していきます!
⑴『複利』
これが、長期投資最大のメリットという方も多いと思います。
まずは複利というのは
⇒元本に対し、そこについた利子が合わさりそこからさらに利子が発生する仕組みのことです。
あのアインシュタインが『複利は人類による最大の発明だ』と述べたことで有名です。
⇒1万円を50年間年利5%で運用すると、元利合計約114,674円になります。
このように元本の金額が利子によって大きくなりかつ毎日・毎月で積み立てていけばさらにπ(パイ)自体が自体が大きくなり、効果を増していく訳です。
・複利を最大化させるためには、できるだけ多くの資金を長期間に渡り運用する必要がある。
・資金×時間が重要!
⑵『取引手数料が安く済む』
『なんだ。手数料か。』と思う方もいらっしゃるでしょう。
証券会社や加入の取引プランによっても変わってくるので一概には言えませんが、恐らく基本的にどのトレード手法においても手数料がかかってくる方が多いのではないかなと思います。
その為、デイトレードをされる方は特に一日の取引回数と取引金額が多くなるため、やはり手数料も多くなる可能性は高いと考えられます。
プロの方で、確実に投じた資金も手数料も回収でき、利益を安定的に生むことができるレベルの方でいえばさして問題ではないかもしれませんが、特に初心者は年間9割は退場するといわれる株式投資の戦場において、安定的な利益を回収するのは至難の業。
その為、年間で大きく積み重なってくる必要経費である手数料は少ない方がいいでしょう。1日500円かかる計算で、2023年の東京証券取引所の営業日数247日で計算すると年間123,500円かかる計算になります。やはり高いですよね。
手数料だけで見ると長期投資は年間で取引する回数は限定的なのでデイトレードやスイングトレードと比較すると安く済む傾向にあるといえます。
手数料をないがしろにする方がたまにいらっしゃいますが、手数料はあの投資の神様であるウォーレン・バフェットですら気にする部分です。
バフェットは基本的に企業を長期でホールドすることを前提に投資をする長期投資家で有名ですが、投資の神様と呼ばれる彼ですら気にしているのですから我々が気にしないわけにはいかないですよね(笑)
・デイトレードの場合、2023年東証の営業日数×一日の手数料500円(仮)で計算してみると、年間で123,500円手数料がかかる。
・長期投資は手数料の支払い回数で見ると、他の投資スタイルと比べて相対的にすくなるので手数料を抑えられる傾向にある。
・投資の神様ウォーレン・バフェットですら気にする部分。我々が気にしないのはあり得ない(笑)
⑶『キャピタルゲインとインカムゲイン』
✅語句の説明
キャピタルゲイン:保有資産の売却益
インカムゲイン:資産運用によって得られる配当金などのリターンのこと
長期投資において、キャピタルゲインとインカムゲインは切っても切り離せません。
まずは、長期投資におけるキャピタルゲインですが、
例えば宇宙関係の銘柄が今株価が低いから10年後はみんな宇宙旅行してるだろうし、10倍になってるよね!という考えで購入をしたとします。
そして、値上がりをした10倍近くなった段階で実際に売るといったように、保有資産自体の価値高まりと最初に取得した価値との差分による売却益を狙うことができます。これがキャピタルゲインであり、長期投資だと時間軸も長めにとれるので、株価が2倍、3倍それ以上に膨れ上がることもあります。
自身の先見の明がいかんなく発揮できるという訳ですね。
もちろんこれはデイトレードやスイングトレードでも将来性を意識したトレードがされますが、圧倒的に時間軸や瞬発力が違うので内包される意味合いがデイトレードと長期投資では全く変わってきます。
・デイトレードにおいては、需給関係や直近トレンドなどによる比較的瞬間的・短期的な判断で売買が行われる。
・長期投資はファンダメンタルズなどをもとにした投資判断がなされることが多いと一般的には言われている。
次に、インカムゲインですが、これもデイトレードでも得ることができます。
ただこれもニュアンスがデイトレードと長期投資では全く異なります。
配当金などがこれに当たりますが、『権利付き最終日』までに買い付けて、その日の大引け時点での保有が必要になります。その為、デイトレードでもそのタイミングで買っておけば取得可能です。
しかし、デイトレードになると権利付き最終日という短い時間軸になるので高値掴みリスクが高いことが考えられるのです。
長期投資においては、積み立てたり・底値で買いましたりして『権利付き最終日』が来るたびに配当金が入り、それを再投資してインカムゲインを得てそれを利用して複利の効果を享受することができるので非常にインカムゲインを得ることに向いた投資手法といえます。
・デイトレードになると権利付き最終日という短い時間軸になるので高値掴みリスクが高いことが考えられる。
・長期投資においては、積み立てたり・底値で買いましたりして『権利付き最終日』が来るたびに配当金が入り、それを再投資してインカムゲインを得てそれを利用して複利の効果を享受することができる可能性がある。
⑷『株主優待』
こちらもインカムゲインの一種ですが、かなり企業によってさまざまな優待がありかなり人気の制度故、あえて切り分けて書いております。
あの『月曜から夜更かし』で有名になった”桐谷さん”が株主優待で生活をしているということが話題になり株主優待はさらに有名になりました。
いろんな企業が株をホールドしてもらうために、素晴らしい内容のものが多くあります。マクドナルドや吉野家などの飲食系の株主優待券がかなり人気ですよね!
以下は例示で、マクドナルドの株主優待の詳細を引用しております。
株主ご優待券
マクドナルドの優待食事券
バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品お引換券が6枚ずつで1冊株主ご優待対象基準
日本マクドナルドホールディングス株式会社では、毎年6月30日・12月31日現在の株主名簿に記載のある株主様に下記の株主ご優待をご用意しております。
日本マクドナルドホールディングス公式HPより引用 2023年6月11日時点
100~299株 保有株主様:優待食事券1冊 300~499株 保有株主様:優待食事券3冊 500株以上 保有株主様:優待食事券5冊
株主優待・配当金|投資家の皆様へ|IR情報|McDonald’s (mcd-holdings.co.jp)
株主優待も配当金同様デイトレードでも入手可能ですが、先ほどと同様に高値掴みリスクをはらんでいます。人気のある株主優待目当て株は特に『権利付き最終日』にかけて上昇する銘柄多い傾向にあります。
加えて、株主優待には企業によっては長期保有でさらに優待が良くなる場合があります。この点も加味すると株主優待は長期投資と相性が良いといえます。
・配当金同様デイトレードで株主優待を獲得したい場合、高値掴みになるケースがある。
・長期保有で株主優待のグレードが上がり、長期投資とのシナジーが強い場合がある。
⑸『時間の節約』
デイトレードもスイングトレードも長期投資もすべてにおいて銘柄の調査や指標・指数、関連ニュースを調べておくことは非常に重要です。
デイトレードやスイングトレードは、
⑴指値や逆指値などの自動注文を入れていない限りは場中張り付いて銘柄を監視していないといけない。
⑵引け後の銘柄の検討
⑶夜はニュースや重要指標の発表確認
⑷朝は起きてからのダウ平均の確認をして8時からは板同行の確認
などなどやることがてんこ盛りです。
素人の私ですらこんな感じだったので、恐らく専業の方はこれどころではないかもしれません。
対して、長期投資は最悪別に毎日持ち株を見る必要もありません。怖ければ、アラート設定をしておけばいいと思います。
ニュースや経済動向を確認したりはしますが、毎日銘柄検討はする必要もありません。
自分の保有銘柄は週末しか見ないという人もいますし、すごい方は買っていたことすら忘れているといった方もいます。そのぐらい放置気味でも大丈夫なのが長期投資です。ほったらかし投資という言葉ができているぐらいです。
最初の調査の時間以降はそこまで時間を必要としませんし、積み立て設定で投資信託を購入するようにしておけば売買すらしなくて済みます。
時間がなくお忙しい方にはおすすめの投資方法です。
・デイトレードはとにかくやることが多い。
・長期投資は、時間を省くことができる。毎日の銘柄の監視も場合によっては必要がない。
⑹精神的ストレスの低減
投資と精神的ストレスは切っても切り離せません。時間軸の短いトレードほどドキドキしながらスマホやパソコンを見ることになります。
デイトレードでは、ろうそく足が一気に大陰線になる場面もよくあります。
私も何度も経験しました。
例えば、初心者のころなんかは入るタイミングもあまりわからなかったので自分が信じた銘柄に寄り付き時点でエントリーをしたりしていました。
(今思えば寄り付きエントリーが悪いわけではなく、なんとなく寄り付きからエントリーをしてみるというのが悪でした。)
結果、寄り付きでギャップアップして窓を開けてしまって大陰線でサヨナラ….。といった有様。
いつ大陰線をたたくかも初心者ではまずわかりませんし、勉強しても相手はプロのトレーダーや機関投資家になるので読み合いで勝つのは至難の業です。そういったヒリヒリした状況が続く上、サラリーマンになるとトレードが終わって普通に仕事をすることになろうかと思います。
勝っていれば気分が良くてでいいでしょうが、負けた場合はなかなか上手く自分をコントロールできない方が多いと思います。
しかし、長期投資であれば場中に最悪チャートを見たりする必要もないので、ヒリヒリして自身の精神を削ることをしなくてよいのです。私は、元々デイトレードが上手くいかずに長期投資へ転向したのでこの精神的ストレスの軽減がなんだかんだ一番のメリットにも感じています。
・デイトレードは本当に精神的ストレスが半端じゃなかった(泣)
・長期投資は場中にチャートを見たりしなくていいので、精神的負担が少なくなんだかんだ一番のメリットかもしれない。
⑺積み立て投資と相性がいい
長期投資は積み立て投資と相性がいいです。
理由としては、以下2点。
⑴NISA/つみたてNISAが2024年以降さらに改善されること
⑵ドルコスト平均法による価格の平準化が効きやすいこと
①NISA/つみたてNISAが2024年さらに改善されること
こちらに関しては、ニュースにも大きく取り上げられていたのでほとんどの方ご存じかと思います。外的要因によって長期投資に追い風が吹く形となりました。
具体的なNISA変更内容は以下の引用部分ご覧ください。
新しいNISAのポイント
- ・非課税保有期間の無期限化
- ・口座開設期間の恒久化
- ・つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
- ・年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能。)
- ・非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能。)
新しい制度
新しいNISA : 金融庁 (fsa.go.jp) 金融庁 新しいNISAより引用 (2023年6月12日時点)
非課税枠は合計1800万円、非課税期間も永久に伸びたため、長期保有にさらに追い風がふいています。
1800万円の枠を最短でも6年間という期間でしっかり積み立てながら使用していくことで、ドルコスト平均法を効かせながら、永久的に課税から免れ、お得に投資をすることができるため、長期投資と積み立て投資は相性が良いといえます。
もっと詳しく、簡単に新NISA制度を勉強したいときは、両学長がご紹介されていた動画がおすすめです!
第235回 【歴史が変わる】新NISAのココがスゴイ5選【株式投資編】 – YouTube
②ドルコスト平均法による価格の平準化が効きやすいこと
有名な投資手法の一つである『ドルコスト平均法』ですが、これは価格が変動する金融商品において常に一定の金額を時間を分散しながら定期的に買い続けていくことでリスク・リターンの両方の平準化を狙って安定した投資成績を上げることを目的とした投資手法です。
長期投資のように期間がある程度見込める投資手法と相性が良いです。
底値にはって買うわけではないので、相対的に平均取得単価があがってしまう傾向にありますが完璧な底値なんて誰にもわかりませんので、リスクとリワード両面にアプローチできる投資手法です。
・めちゃくちゃ改善した2024年以降に始まる新NISA制度を活用して、非課税枠への積み立てをしていきたい!
・非課税枠をフル活用するには最短でも6年かかるので、自然と長期投資になりドルコスト平均法が活用できる。
・ドルコスト平均法はリスクとリワードの両方を平準化し、安定的な収益にアプローチできる可能性がある。
すべてのメリットを挙げられていないかもしれませんが、ざっとこんなところです。
これらのメリットがご自身にあう方は長期投資に向いているかもしれませんね!
長期投資のデメリット
では、次に長期投資にはどんなデメリットがあるのかをご紹介していきます。
⑴資金の拘束時間が長くなってしまう⇒流動性リスク
⑵必ずしも勝てるわけではない
⑶残された時間が向き不向きを決めてしまう場合がある
⑴資金の拘束時間が長くなってしまう⇒流動性リスク
長期投資は1年や10年ないしそれ以上保有するのが一般的です。(明確な期間が曖昧ですが)
そのため資金の流動性が低くなり資金の長期投資による拘束時間がどうしても長くなってしまいます。
本当はデイトレードやスイングトレードに向いている人が長期投資をやってしまうと資金の拘束時間の長期化によって機会ロスを起こしてしまう可能性があるということです。
ただ、デイトレードの方が向いているかどうかは結果論としてある程度たってから分かることです。機会ロスが起きていたかどうか判断すること自体が難しいでしょう。
⑵必ずしも勝てるわけではない
これはどの投資手法にも当てはまりますが、長期投資はメリットが多いですが必ずしも勝てる投資手法ではありません。
悪い言い方をすると絶対勝てないかもしれないのに、資金の拘束時間がやたら長い投資手法ともいえるのかもしれません。
ただこれもやってみないとそうなのか分からないので、結果論ですよね。
対策方法としてはいろんな方の長期投資の手法を見てみた上で、総合的に自身に合って良そうな長期にわたって実践できそうな投資手法を見つけることかと思います。
⑶残された時間が向き不向きを決めてしまう場合がある
長期投資は原理原則でいえば、当たり前ですが長い時間軸×大量の資金で複利を生むのが利益の最大化になります。
そのため、残されている時間が非常に重要になります。
人が全員同じ期間生きることができ、同じ資金力だとしたら、若い人が有利になるという訳です。
高齢の方が長期投資を始めることを否定しているわけでは決してありません。
しかし、残りの人生どのくらい生きる予定なのかによって投資手法は変えるべきかもしれないという話です。
誰も残りの人生なんて分からないので、自分はまだまだ生きるつもりだという方は長期投資も一つ視野にはいいてくるでしょうし、自分はあとどのくらいの人生なのか分からないけど投資をしたいという方はデイトレードのような短い時間軸の方が向いているかもしれませんね。
色々とお話ししましたが、ここで一番お伝えしたかったのは長期投資は『時間』によって向き不向きがが発生する場合があるという点です。
私の考える長期投資に向いていると思う人(経験談より)
私は、デイトレード・スイングトレード・長期トレードすべてを行ってきました。
そんな私が、長期投資に向いている人の条件をピックアップしてみました。
私はたくさんの失敗をしてきましたので、それも踏まえてどういった経緯で長期投資を選んでいるのかについても併せてお話いたします。
⑴気長に待てる人・すぐにお金持ちにならなくても我慢できる人
⑵メンタルに自身がない人
⑶忙しくて時間が取れない人
⑴気長に待てる人・すぐにお金持ちにならなくても我慢できる人
すぐにお金持ちになりたい!という野心は動力源にもなりえますが、投資においては焦燥感をあおってしまう冷静さを欠かせるお金持ちなるための阻害要因にもなりえます。
長期投資においてこのような焦燥感がずっとあると利確や損切をしたくなって結果的に長期投資のメリットを得られないことになります。
その為、気長に待てるようにすぐにお金持ちになりたいという考えは隅に置いておく必要があります。
投資の神様であるウオーレンバフェットが、これだけ稼いでいるバフェットの投資手法を実践できる人が少ないのはなぜかと問われたときに
『時間をかけてお金持ちになりたい人なんていないから』と答えています。
裏を返せば、誰もできていないような超長期間で実践する長期投資はブルーオーシャンかも知れませんね。
私はそう願って、長期投資を行っている部分があります。
(2)メンタルに自身がない人
お金持ちに早くなろうと思えば思うほど、判断を誤ったり、自身の許容をはるかに超えるようなリスクをとってしまいます。
投資に感情が乗ってきてしまうんですよね….。
私は1年前まではガンガンリスクをとって前のめりになってデイトレードで信用取引をやっていました。自分の資産以上にレバレッジをかけるということまではしていなかったですが、一歩で前までは来ていた自覚があります。
大きく勝てる月は200万円の資金で50万円とか勝てていたので、『天才トレーダーなのでは(笑)』とか思って、少しイケイケな状態になっていました。
しかし、調子に乗っていたところを当時保有していたある銘柄でフルレバでストップ安で-120万円ほど焼かれたのを覚えています(笑)
これはスイングトレードではなく、デイトレードでの失敗を言い訳しながらホールド続けてしまったスイングトレード崩れです…。
デイトレードは特にその時間軸の短さから瞬間的な正しい判断が必要不可欠です。先の私の例は、①慢心+⓶損切りしたくない下心+③早くお金持ちになりたい焦燥感が合わさって冷静な判断ができなかったときの例です。
このような感情の起伏と負けが続き、メンタルの摩耗に耐えきれず私は長期投資家へ転向しました。
長期投資はすぐにお金持ちになりたいという感情さえ捨ててしまえば上がったから・下がったから売りたいとかそういう誘惑に負けることはありません。(但し、生活防衛資金に手を出していないことが条件)
メンタルの調整に手間がいらないので、メンタルに自身がない方は長期投資がおすすめです。
⑶忙しくて時間が取れない人
メリットの方でもお話させていただきましたが、長期投資は『ほったらかし投資』という言葉が存在するくらい手間が少ないです。
私がデイトレードを実践していた時は、仕事中以外様々な分析を行っていた記憶があります。とにかく時間が足りませんでした。(決算シーズンは特に)
しかし、長期投資では別に毎日の銘柄検討は必要ないですし、良い銘柄を安く買うことができているのであれば本当ほったらかしてもいいでしょう。
時間がない方、特にサラリーマンにおいては長期投資の方が本業にも集中でき、プライベートの時間も確保しやすいため長期投資の方が満足度の高い生活が送れるのかなと思います。
⇒これらに3項目に当てはまる方は長期投資に向いている可能性があると私は考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか、最後にまとめになります。
1.長期投資のメリット
・キャピタルゲインとインカムゲインで複利を最大化し、利益の自動化が可能
・時間の節約・ストレス低減が可能
・新NISAのような外的要因も追い風になっている
2.長期投資のデメリットについて
・資金の拘束時間が長くなってしまう
・長い期間保有するからと言って必ずしも勝てるわけではない
・残された時間が向き不向きを決めてしまう場合がある
3.私の考える長期投資に向いていると思う人(経験談より)
・気長に待てる人・すぐにお金持ちにならなくても我慢できる人
・本業などでメンタルを削られてこれ以上メンタルを削られたくない人
・本業や家事が忙しくて時間が取れない人
さいごに
いかがだったでしょうか。長期投資には非常に多くのメリットがあり初心者やサラリーマンの方には向いている投資手法だと思います。
来年以降新NISAも始まってきますので、今一度投資方法を見直して、銘柄もどれにするかゆっくり判断していきましょう!!