12/8週のインド株・インド経済ニュースまとめ→インド株バブルに備えよう！！

▶本記事の趣旨

現役サラリーマンたかはしんの

今週直近の気になったインド経済やインド株関連のニュースなどについて

共有する記事となっています。

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▶目次

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今週の注目インド株・インド経済ニュース

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▶①インド２０２５年から自動車・家庭用天然ガスにバイオ混合義務化

12月６日のジェトロから報じられたニュースによると、

１１月２５日にインド石油・天然ガス省は、自動車用の圧縮天然ガス（CNG）と家庭用の都市ガス（PNG）への圧縮バイオガス（CBG）の混合を義務化していくことを発表したとのことです。

義務化は段階的なものになる予定で、2024年度までは混合を任意とし、2025年度は混合率1％、2026年度は3％→2027年度は4％→2028年度以降は5％を義務づけるスキームとなっています。

インド政府は、大きな課題を抱える環境問題にアプローチすべく、石炭や石油、ガソリンなどと比較して温室効果ガスの排出量が少ない天然ガスの利用を促しています。

エネルギー消費に占める天然ガスの割合を現在の6％台から2030年に15％へ引き上げるという目標を掲げており、併せてガスインフラの整備・拡充に力を入れている最中です。

自動車（三輪車・四輪車）用の燃料としても、よりクリーンで安価な燃料としてCNGが広く普及しています。

こういった取り組みの中、インドでは天然ガスは消費量の約半分を輸入に依存しているという課題があります。

また、カーボンニュートラル実現に向け、インドは圧縮バイオガス（CBG）の利用拡大にも力を入れています。

2018年から取り組みを開始し、2023年度までに5,000基のCBGプラントを設置し、年間1,500万トンのCBGを生産することを目標としていましたが、現在までに設置されたプラント数は48基、2023年度にこれまで販売されたCBGは9,548トンと目標に大きく及んでいないというのが現状です。

今回発表されたCBGの混合義務で、ガスを生産・販売・利用する企業は当然対応が必須となるため、圧縮バイオガス（CBG）への投資も活発化することが期待されます。

ハルディープ・シン・プリ石油・天然ガス相は、2028年度までに3,750億ルピー（約6,750億円、1ルピー＝約1.8円）の投資を見込むと述べており、日本企業では、スズキが2023年9月に、CNGの代替となる牛ふん由来の圧縮バイオガス（CBG）の製造拠点を西部グジャラート州に設置する計画を発表しています。

今後も日本だけにかかわらず、諸外国企業によって天然ガスやその他クリーンエネルギーがインドで販売・提供が加速していく可能性が高そうです。

先日も記事で取り上げた通り、インドでは、ニューデリーのような大きな街を中心に大気汚染や水質汚染など、加速度的な人口・経済の加速に追いついていけなくなった環境問題がかなり深刻化しています。

さらなるインド経済の成長にとっては、この環境問題を抜本的に解決できる方法が急ぎ必要になります。

人口増加。GDP成長ばかり明るいところばかりに目をやられてしまうインド株ですが、こういったリスクや課題にもしっかりと目を向けておかなければなりません。

当ブログでは、インド株の魅力と合わせて、リスクや問題についても引き続き取り上げていきます。

参考：自動車・家庭用天然ガスにバイオ混合義務化、2025年度から(インド) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ (jetro.go.jp)

▶②ダイキン新エアコン工場が開所式　これからの展望は？

日本を代表する空調専業企業であるダイキン工業は今月１日、インド南部チェンナイ近郊スリシティーの新工場の開所式を実施したことを発表しました。

開所式に先立ち、生産自体は７～８月に開始しているとのことです。

工場内では、家庭用エアコンの完成品・エアコンの基幹部品に当たる圧縮機を製造しているとのことです。

エアコン完成品工場としては西部にあるラジャスタン州ニムラナの向上に続き、インド国内２カ所目に当たり、建設費など約200億円を投じています。

新工場は、完全子会社ダイキンエアコンディショニングインド（ダイキンインド）が新設しており、約30万平方メートルの敷地内に２工場を設けられています。

２工場のうち一つは、エアコン完成品工場であり、製品は主にインド市場に投入されています。

将来的にはインド近隣やアフリカ市場への輸出を視野に入れているようです。

もう一つの工場は、圧縮機を製造する工場で、従来はタイの自社グループの工場から圧縮機を輸入してニムラナのエアコン完成品工場で使っていましたが、今後はスリシティーで圧縮機を製造し、ニムラナとスリシティーの双方のエアコン完成品工場で使用するようです。

新工場の完成により、ダイキンの国内生産能力は大幅に増えることになります。

ちなみに今回の工場の新設においては、インド政府の国内生産振興策「生産連動型奨励制度（ＰＬＩ）」の対象になっています。

参考：【インド】ダイキンの南部エアコン工場が開所式［電機］ ｜ NNAアジア経済ニュース (nordot.app)

▶③インド総選挙前哨戦は、モディ政権与党が三州で勝利

インドで、来年の総選挙の前哨戦として位置づけられた3州での議会選挙で、政権与党が過半数を獲得して勝利しました。

3期目を目指すモディ首相率いる政権与党が支持を得ていることを示した形となりました。

インドの総選挙は来年5月までに行われる予定で、今回の結果が来年の総選挙にどのように影響するのかが注目されています。

現在のインドは、2014年から続くモディ政権になり様々な政策を繰り出し、それが功を奏しすさまじい経済成長が起きているという部分もあります。

そうだからこそ、このような国民の支持を得ている部分もありますし、これが、モディ政権が退陣となるとインド国内は大混乱に見舞われることは想像に易いです。

そのため、継続して来年5月までの選挙を注視しなければなりません。

参考：インド総選挙“前哨戦”の州議会選 3州で首相率いる与党が勝利 | NHK | インド

インド株にご興味ある方は、インド株の魅力やデメリットについて書いた記事もございますので、そちらも是非ご覧ください！！

インド株投資の成長性とリスク｜長期投資×節約で大金持ちに俺はなる！byたかはしん (takahasi-takasi-blog.com)

▶筆者について

流行りのインド株の成長性とリスクをまとめてみました！
新NISAまでには確認すべき内容をまとめています。
最近では、
SBI証券からは愛称:サクっとインド株式
→「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」
auアセットマネジメントからは「auAM Nifty50インド株ファンド」…

— たかはしん@長期投資・節約・ブログ (@takahashin3150) October 14, 2023

(12) たかはしん@長期投資・節約・ブログ (@takahashin3150) / X (twitter.com)

✅福岡出身。

✅たかはしん＝高橋隆

✅Fランク大学卒。

✅1児の父

✅酒をこよなく愛する

✅一部上場企業で７年ほど勤続中。⇒もう少しで管理職をさせられそう……。

✅もともとかなりのダメ人間。お金や時間などについて勉強した結果、

１年半ほどで資産０円⇒資産２００万円達成！

✅2023年は、５００万円をまずは目標に、米国株・日本株・積立NISA【オルカン/S&P500】・仮想通貨中心に投資活動を行う。

✅投資７年、ブログ４か月、ライティング４か月の経験あり。

長期投資について色々な記事ご用意しております。ぜひこちらも御覧くださいませ。

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