▶本記事の趣旨
2/22~eMAXIS インド株式インデックスというインド系投資信託が設定されることになりました。
今回の記事では、
①ずばり、eMAXIS インド株式インデックスは投資対象になりえるか?
②現状、インド系投資信託においてトップクラスの投資対象はどの銘柄か
が分かるように解説していきます。
※本記事は、投資を強く推奨するものではございません。投資は元本割れのリスクがございます。あくまで投資判断は自己責任でお願い申し上げます。
目次
⑹まとめ
▶結論
①個人的には、eMAXIS インド株式インデックスは現状、
『全然買うことも視野には入ってくるが、現状は信託報酬が下がるまでは様子見か?』
②インド系投資信託を信託報酬などの総合力で選ぶなら、現状、
『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
『eMAXIS インド株式インデックス』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』
の中のどれかが有力候補か
▶①eMAXIS インド株式インデックスとは
eMAXIS インド株式インデックスという新しいインド系の投資信託商品が、
2024年2月22日~の設定日となりました。
こちらの商品の特色は以下です。
⑴ファミリーファンド方式と投資対象やリスクについては他のファンドでも見られるようなもの
⑵NIFTY50指数連動型
⑶信託報酬は、年率0.44%
⑷新NISAの成長投資枠での購入が可能
⑸現状購入できるのは、楽天証券/マネックス証券/SBI証券/auカブコム証券/松井証券/岩井コスモ証券
※2024年10月13日現在。
このほかの投資リスク(カントリーリスクや為替変動リスクなどの)がまとめられているページも特に他のファンドと大きな違いは発見できませんでした
その為、上記5点についてもう少し詳しく説明していきます。
▶⑴ファミリーファンド方式と投資対象、リスクについて
このファミリーファンド方式というのは、
投資者→ベビーファンド→マザーファンドの順に投資者の資金を使って実質的な投資を実行していく仕組みのことです。
このマザーファンドの仕組みは、多くのインデックス系投資信託商品で採用されているため、特に問題視する必要はないでしょう。
この仕組みを利用しながら、投資対象は以下です。
・インドの株式等(DR(預託証書)を含む)上場投資信託証券、株価指数先物取引に係る権利および米国の国債が主要投資対象
・外国為替先物取引および外国為替予約取引も実施する
また、リスクについてですが、メインのリスクは以下になるようです。
・価格変動リスク
・為替変動リスク
・信用リスク
・流動性リスク
・カントリー・リスク
・株価指数先物に関するリスク
・外国為替先物に関するリスク
などなど
※こちらのリスクだけですべて網羅できているわけではありません。
為替ヘッジは行わないため、為替変動には注意が必要ですが投資の方法や投資対象。リスクの部分で他のファンドと比較して特に変わった部分はないと思われます。
▶⑵NIFTY50連動型?
eMAXIS インド株式インデックスは、NIFTY50連動型の商品となります。
つまりは、NIFTY50指数に連動する投資結果を目指すタイプのファンドということです。
※NIFTY50….インドの国内株式市場を代表する主要な指数の1つで、インドの国内株式市場で取引されている50の大手銘柄で構成されている
NIFTY50連動型で、有名どころだと、
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
になります。
簡単に言うと、NIFTY50の方が小型・中型株が入ってくるため、相対的に成長性を求めるような形になるといえます。(SENSEXだと逆に相対的な安定性を求める形に。)
→しかしながら、正直誤差程度にしか変わらないため、多くの人はほとんど同じと考える人が多いですし、私も個人的にはほぼ同じものととらえるようにしています。
NIFTY50とSENSEXの違いがよく分からない方は以下の記事もご確認ください。
▶⑶新NISAの成長投資枠での購入が可能
eMAXIS インド株式インデックスは、新NISAにおいては、成長投資枠でのみ投資可能のようです。
これは、他のインド系投資信託上位銘柄と変わりはありません。
▶⑷コスト面の問題
eMAXIS インド株式インデックスの信託報酬は、年率0.44%(税込)以内。
また、購入時手数料は発生しません。
▶⑸現状購入可能な証券会社は??
現状こちらの『eMAXIS インド株式インデックス』を購入できるネット証券会社は、
楽天証券/マネックス証券/SBI証券/auカブコム証券/松井証券/岩井コスモ証券/です。
※2024年10月13日現在。
▶⑹結論
これまでのことを踏まえて、当ブログで出た結論は、以下です。
①NIFTY50連動型のインデックスファンドであるため、SENSEXより相対的に中型・小型株も含まれるため成長性にかける人におすすめ
②信託報酬低さはインド系投資信託業界でも上位にランクイン
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』はSBI証券・auカブコム証券でしか扱われてないため、『eMAXIS インド株式インデックス』は、マネックスユーザーにとっては現状かなりの追い風。
※2024年2月7日現在。
上位であることは変わりませんが、直近は一つの投資信託でもかなり多くのネット証券での取り扱いが増えてきて、どこでも買えるようになってきました。
※一部のファンドは例外ですが。2024年10月13日追記
③ぶっちゃけslimバージョン出るとユーザー的にはもっと良い( ´∀` )!
▶②結局どのインド系投資信託が良いの??
【インド系投資信託の信託報酬トップ12 2024年9月29日現在】
※【2024年9月29日時点 信託報酬1%以下のインド系ファンドリスト】
2024年9月日データにて投資信託検索 – Yahoo!ファイナンスより筆者作成
※ネット証券から購入できるもののみでリスト。
インド系のインデックス系投資信託であれば、
『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』
『(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株』
『楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド』
『SMTAMインド株式インデックス・オープン』
『eMAXIS インド株式インデックス』
『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』
『iFreeNEXTインド株インデックス』
『auAMNifty50インド株ファンド』
上記ファンドが信託報酬が低く設定されているため、おすすめです。
上記すべて、新NISAの成長投資枠に採用されているので、新NISAでガンガン投資可能ですね。
但し、『SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド』はSENSEX連動タイプのインデックスファンド、
『SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド』はFTSE India 30/18 Capped Indexに連動したファンドになるため、
NIFTY50に連動したファンドを購入したい方はご注意を!
また、アクティブファンドになるのでこちらの4つよりは信託報酬が高くなりますが、エッジのきいた投資をしていきたい方は、
『イーストスプリング・インドコア株式』
『iTrustインド株式』
がおすすめです。
特に、『iTrustインド株式』がインド系投資信託で唯一の新NISAのつみたて投資枠で投資可能ファンドになりますので、つみたて投資枠でしか投資できない方でそれでもインド株投資をしたい方はこちらで投資する形になりそうです。
上記でご紹介した投資信託は、信託報酬目線からお話をさせていただきましたが、リターンの高さという視点からみてみると、直近では、インドのインフラ関連の
『HSBCインド・インフラ株式オープン』や
『イーストS・インド・インフラ株式ファンド』
『SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド』
などが上位に来ていたりします。
以下は、直近のリターン上位6ファンドのランキングです。
【2024年10月2日時点 年率のリターンが高いインド系ファンドリストトップ6】
2024年10月2日データにて投資信託検索 – Yahoo!ファイナンスより筆者作成
※ネット証券から購入できるもののみでリスト化
コスト面よりも、リターンを取りに行きたい!というからは是非参考にしてみてください
他にも、インド関連の記事を読んでみたい方は以下の記事をご覧ください。
参考:金融庁提出書類 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 有価証券届出書分
提出日:2024年2月6日提出
URL:提出書類内容照会(提出本文書) (edinet-fsa.go.jp)
▶筆者について
こんにちは!たかはしんと申します。
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流行りのインド株の成長性とリスクをまとめてみました!
— たかはしん@長期投資・節約・ブログ (@takahashin3150) October 14, 2023
新NISAまでには確認すべき内容をまとめています。
最近では、
SBI証券からは愛称:サクっとインド株式
→「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」
auアセットマネジメントからは「auAM Nifty50インド株ファンド」…
(12) たかはしん@長期投資・節約・ブログ (@takahashin3150) / X (twitter.com)