▶本記事の趣旨
現役サラリーマンたかはしんの
今週直近の気になったインド経済やインド株関連のニュースなどについて
共有する記事となっています。
※本記事は、投資を強く推奨するものではございません。投資は元本割れのリスクがございます。あくまで投資判断は自己責任でお願い申し上げます。
▶目次
今週の注目インド株・インド経済ニュース
▶①鴻海インドでの事業拡大を計画
みんかぶの報じるニュースによると、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、インドでの建設プロジェクトに対して、500億台湾ドル(約16億ドル)を投資し、インドでの事業拡大を計画しているとのことです。
同社はAppleの『iphone』を製造する企業であり、本件は同社が台湾証券取引所に提出した文書で明らかとなった模様。
それ以上の詳細は分かっておらず、運営上の必要性のためとだけ記しています。
同社の売上高の約半分はアップルとの取引によるもので、同社は数年前からインドで『iphone』やその他の製品を製造しており、その中には最新のアイフォーン15も含まれています。
直近では、Alphabetの『ピクセル8』もインドでの製造を発表するなど、直近スマートフォン関連をはじめとした大手企業からのインドへの誘致に成功し始めている印象です。
モディ政権の打ち出す政策『メイク イン インディア』は、国内への誘致・投資を促進し、GDPに占める製造業の割合を25%に引き上げ、雇用も増やしていくという政策ですが、
有識者の意見だと、雇用創出もGDP比率引き上げも上手くいっていないとされています。
しかし、ようやく大手企業のこういったニュースが最近よく聞かれるようになってきましたので、ここから改善していき、成功事例が他の企業にも波及してさらにインド経済を加速していくのではないでしょうか。
参考:台湾の鴻海がインドでの事業拡大を計画 16億ドルを投資 – 2023年11月27日23:03|為替ニュース|みんかぶ FX/為替 (minkabu.jp)
▶②インドの7~9月期実質国内総生産好調
ロイターの記事によると、
インド当局が30日に発表した2023年7─9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比で7.6%増。
増加率はインド準備銀行(中央銀行)予想の6.5%を大幅に上回る。
好調な製造業と政府支出が伸びを支えた一方、個人消費は引き続き振るわなかった。
伸び率は前期(4─6月期)の7.8%からはやや鈍化した。
7─9月期の製造業は13.9%増。前期は4.7%増だった。
7─9月期の政府支出は12.4%増。前期は0.7%減っていた。
一方、7─9月期の個人消費増加率は3.1%と、前期の6%から鈍化した。
投資の指標となる資本形成は7─9月期に11%増え、伸び率は前期の8%から拡大した。
以上が今回発表のインドのGDPについてまとめたものになります。
個人消費の増加率低下は気になりますが、製造業のGDPの伸び率が前期比に対して、
+9.2%とかなり大きく上昇してきました。
少なからず、『メイク イン インディア』の影響もあって伸長をしてきているのかもしれませんね。
まだまだこれからの伸長が見込まれている、伸びしろの大きい施策ですので、各国の大手企業の誘致状況と合わせて、製造業のGDPには引き続き注目しておく必要があるでしょう。
参考:インドGDP、7─9月期は7.6%増 予想を大幅に上回る | ロイター (reuters.com)
▶③インドの環境問題
インド国内は現在ひどい大気汚染・水質汚染に見舞われています。
特に、インドの首都デリーの大気汚染・水質汚染は非常に問題になっています。
まず大気汚染の原因になっているのは、
・野焼き
・石炭火力発電所からの煙
・自動車の排ガス
など
これらによって、大気汚染は呼吸器系疾患の原因になることはもちろん、視界の悪化で交通事故が多発するなど都市機能も麻痺させてしまう可能性があるとみられています。
また、下水や産業排水を適正に浄化する施設も整備が間に合っていないため、水質汚染も同様に対応ができていない状況です。
livedoorNewsより引用した画像
以上の画像は、水質汚染で発生した白い泡が浮かぶヤムナ川で宗教儀式に参加するヒンズー教徒です。
ヤムナ川とはインド北部にあるガンジス川の支流でありニューデリー付近に位置しています。また、全長1,370mもある大きな川です。
こちらの写真の白い泡の正体はアンモニアやリン酸塩など人体に有害な化学物質(毒性バブル)とみられています。
要するにインドの都市部の現状がこのような状態であることを指しています。
インドは、このように急速な人口増加によって、生活する人間が増えることで様々なマイナスファクターも同時に増えており、それをさばく環境が整えられていない状況です。
1960~70年代の高度経済成長期に日本が経験したように、国民の健康を害する公害問題を解決していかない限りは、順当に人口は増えていかず、生産年齢人口も当然増えないため、各国が期待するようなインドの経済成長というのはこの問題を解決していかない限りは達成しえないものとなるでしょう。
モディ政権は2014年から『クリーン・インディア』という環境に対してアプローチしていくような政策も打ち出してはいます。
しかしながら、現状いまの状況を打破でいていないため、これからの経済政策と合わせてこのような守備面に対してもどのようにモディ政権が対応できるのかに注目しなければいけませんし、世界の環境セクターの企業の出方にも目を光らせておかなければなりませんね!
参考:【画像】大気汚染?ガンジス川に危険な白い泡…インドのヤバいゴミ問題 – ライブドアニュース (livedoor.com)
インド株にご興味ある方は、インド株の魅力やデメリットについて書いた記事もございますので、そちらも是非ご覧ください!!
インド株投資の成長性とリスク|長期投資×節約で大金持ちに俺はなる!byたかはしん (takahasi-takasi-blog.com)
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✅福岡出身。
✅たかはしん=高橋隆
✅Fランク大学卒。
✅1児の父
✅酒をこよなく愛する
✅一部上場企業で7年ほど勤続中。⇒もう少しで管理職をさせられそう……。
✅もともとかなりのダメ人間。お金や時間などについて勉強した結果、
1年半ほどで資産0円⇒資産200万円達成!
✅2023年は、500万円をまずは目標に、米国株・日本株・積立NISA【オルカン/S&P500】・仮想通貨中心に投資活動を行う。
✅投資7年、ブログ4か月、ライティング4か月の経験あり。
長期投資について色々な記事ご用意しております。ぜひこちらも御覧くださいませ。
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