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インド株

1/15週のインド株・インド経済ニュースまとめ→インド株バブルに備えよう!!

▶本記事の趣旨

現役サラリーマンたかはしんの

今週直近の気になったインド経済やインド株関連のニュースなどについて

共有する記事となっています。


※本記事は、投資を強く推奨するものではございません。投資は元本割れのリスクがございます。あくまで投資判断は自己責任でお願い申し上げます。


▶目次


今週の注目インド株・インド経済ニュース


▶①バイブラント・グジャラート・グローバル・サミット開催 複数企業の投資予定額は、330億円にのぼるか!?

NEWSWEEK日本版の2024年1月11日の記事によると、インド最大級の投資誘致イベントである、バイブラント・グジャラート・グローバル・サミットが1月10日より開催されました。

そこで発言をしたインドのモディ首相は、西部グジャラート州で開催中のビジネスイベントで自国の経済展望をアピールしました。

以下は、記事からのモディ首相の発言の抜粋です。

「才能ある若者のための場であり、解決策を見出すことができるテクノロジーの中心で、民主主義を実現する国だ」と強調。数年以内に世界第3位の経済大国となる道を進んでいると述べた。

引用日:2024年1月15日
引用元:インド首相が企業誘致、スズキなど総額330億ドルの投資表明 |ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

このように、若さとテクノロジーを活かして世界3位以内には入る発言を国のトップが実際にしてきています。

また、今回のバイブラント・グジャラート・グローバル・サミットには、

マイクロソフト、ナスダック、アルファベット傘下のGoogle、スズキ、トヨタ自動車といった企業が出席ています。

そんな企業の中で、2023年色々とあったインドの新興財閥アダニ・グループ創業者であるゴータム・アダニ氏は、グジャラート州で再生可能エネルギー分野に、今後5年間240億ドルを投資すると表明しました。

また、マルチ・スズキもグジャラート州で2番目となる工場と既存工場の新たな生産ラインに3820億ルピー(46億ドル)を投じると明らかにしています。

複数の企業より投資の発言があり、総額は約330億円であったということです。

自国の生産ばかり優先される「メイクインインディア」は外国から非難の声もあるようですが、こうやってどんどんと外資を呼び込む形になってきてましたね。

とはいえ、目標であるGDPに占める製造業の割合を25%以上にするという目標には到達していませんので、こういった動きがさらに2024年は目立っていけばいいなと個人的には注目しています。

バイブラント・グジャラート・グローバル・サミット

…インド最大級の投資誘致イベント→1/10~1/12で実施

②そこでモディ首相若さとテクノロジーを活かして世界3位以内には入る発言をした。

③スズキは、新たな生産ラインに3820億ルピー(46億ドル)投資予定

④今回のサミットで、複数企業より発表のあった投資総額をまとめると

 総額は約330億円

バイブラント・グジャラート・グローバル・サミットを含む、グジャラート州に関する記事を書いていますので、以下も是非御覧ください。

https://takahasi-takasi-blog.com/12-2%ef%bc%95%e9%80%b1%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e6%a0%aa%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e2%86%92/

参考:インド首相が企業誘致、スズキなど総額330億ドルの投資表明 |ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

②タミル・ナドゥ州半導体および先端エレクトロニクス政策発表

JETROの1月15日の記事によると、インドのタミル・ナドゥ州商工省は1月7日に戦略重点分野に位置づける産業政策である、「半導体および先端エレクトロニクス政策」を発表したとのことです。

細かい部分は省略するが、今回の政策で以下のような優遇措置になるとのこと。

①条件を満たせば半導体投資への優遇が受けられる。

②条件は、2024年1月1日以降のタミル・ナドゥ州内の新規拡張投資で、

投資額20億ルピー(約34億円、1ルピー=約1.7円)と150人以上の雇用

③半導体提供する優遇措置は、

⑴投資額(資本的支出:CAPEX)の50%の補助金

⑵タミル・ナドゥ州に居住する技術系労働者1人当たり月1万ルピーの職業訓練金を1年間提供

⑶試験・試作品製作については1,000万ルピーを上限に資本的支出の25%の補助金、

⑷地代はタミル・ナドゥ州産業振興公社(SIPCOT)の工業団地に進出する場合に最高50%の割引を提供

※印紙税や、電力税なども優遇措置の対象

今回タミル・ナドゥ州がこのような施策に踏み切ったのは世界的に半導体および先端エレクトロ二クス分野は需要が急拡大していることに対し、有利なエコシステムを構築し、インド国内での付加価値生産額を高めるとともに、雇用創出機会を促進する考えのもとであるようです。

今回の政策は、同政策は2024年1月~2026年12月を対象期間とし、次の目標を設定しています。

  1. 半導体および先端エレクトロニクス製造分野への投資誘致
  2. インセンティブの提供と産学連携を通じて半導体エコシステムの構築
  3. 2030年までにTN州がインドのエレクトロニクス輸出の40%に貢献
  4. 2030年までに20万人の熟練人材プールを創出

また、半導体製造には多量の水が必要となります。

そこで発生する水処理対応も必要になることから、環境保護を目指し、州内の電子廃棄物処理やリサイクル水のエコシステム構築にも触れ、持続可能性のあるリサイクルビジネスモデルを推進していくことも宣言したとのことです。

インドは国内全体的にですが、人口増加によってとても深刻な環境問題に悩まされています。ここをないがしろにしているようでは、正直なところ成長どころではありませんので、良い部分だけを見るのではなくこういった部分も注視しておく必要があります。

タミル・ナドゥ州はインド最大の製造業集積地域で、近年、携帯電話端末やエアコンをはじめとするエレクトロニクス関連分野への投資も増加してきている地域です。

今回の産業政策追加により、タミル・ナドゥ州が日系企業にとっても、それ以外にとってもさらに魅力ある進出先となることが期待されることが見込まれます。

このようにどこのただ適当にインドに投資を始めた企業がある!ではなく、

しっかりとどこの地域に出資をして、その地域の特性を可能な限り把握をしておくことでリスク等々を分からないながらにも予測できる材料になるかもしれません。

理解できない要素を少しでもつぶしておくことが投資においては非常に重要といえます。

インドの公害問題についての記事は以下でも少し取り上げています!

https://takahasi-takasi-blog.com/12-1%e9%80%b1%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e6%a0%aa%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e2%86%92%e3%82%a4/

参考:タミル・ナドゥ州、半導体・先端エレクトロニクス政策発表(インド) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ (jetro.go.jp)

▶③インドとモルディブの国交悪化か!?

事通信から写真を引用

11月に就任したモルディブの大統領であるムイズ氏が2024年1月初旬に国賓としてご夫妻で中国を訪問したとのことです。

以前もこのブログで取り上げたことがありますが、モルディブの前大統領であるソーリフ氏は親インドの方でした。

対して、ムイズ氏は親中路線を取ったヤミーン元大統領の下で住宅相を務めた過去があり、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を利用した多くのインフラプロジェクトに携わった経緯もあるため、中国を支持する姿勢を示しています。

加えて、11月の大統領就任後にはインド軍の国内からの撤収の要請するなど最初からインドとの国交は大丈夫なのか?と不安視されていました。

また経済面からみると、モルディブは海に面した国であるため、観光業は漁業と並ぶ外貨獲得源でとなっています。

直近の2022年観光業はGDPの22.5%を占めているおり、36の環礁とサンゴ礁から成る熱帯の島々を訪れる外国人観光客は、国内人口の3倍以上に当たる168万人にものぼります。

うち、インド人観光客は24万人強と一番多く、ロシアが20万人強、中国が18万7千人強と続く状況でインドはかなり重要な顧客であるといえます。

その重要顧客であるインドが国交悪化によってモルディブに来なくなると、非常に観光業にとっては痛手にることでしょう。

すでに一部では映画俳優やインドで人気のクリケットの有名選手がモルディブ観光のキャンセルやボイコットを呼びかけていると報じられており、国内でも反モルディブの流になってきているようです。

①現在モルディブは、親中派になっている。

→ムイズ大統領の影響

②モルディブは観光業が盛ん

→メイン顧客はインドであり国交悪化でGDP低下懸念

③インド国内では、有名人によるモルディブ観光のボイコット運動が発生している

インドにもこうした地政学リスクが迫ってきていますね…。

今すぐに戦争などということは考えにくいのでしょうが、どういったいきさつで現在の状況になっているのかに関してはしっかりと把握したうえで、リスクを理解し、インドには投資していきたいですね!!

ムイズ氏について書いた記事は以下です。

https://takahasi-takasi-blog.com/11-19%e9%80%b1%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e6%a0%aa%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e2%86%92%e3%82%a4/

参考:インドとモルディブの軋轢が激化 – 記事詳細|Infoseekニュース

インド株にご興味ある方は、インド株の魅力やデメリットについて書いた記事もございますので、そちらも是非ご覧ください!!

インド株投資の成長性とリスク|長期投資×節約で大金持ちに俺はなる!byたかはしん (takahasi-takasi-blog.com)

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インド株投資の成長性とリスク|長期投資×節約で大金持ちに俺はなる!byたかはしん (takahasi-takasi-blog.com)

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